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今日の出会い

2017.06.08(23:35) 27

暑い日もあれば、気温が低い日もあり、なかなか環境も安定しません。
近畿地方も梅雨入りし、これからしばらく鬱陶しいお天気となりそうです。

今日の高齢者施設でのボランティアでは、初めてお目にかかる方もちらほらいらっしゃいました。
その中でも「右手の指のしびれが辛い」と言われる80代後半の女性の利用者さんとの出会いがありました。
4月下旬に畑仕事中に右わき腹が痛くなり、精査目的で1ヶ月間入院も痛みの原因がわからなかったといいます。
そして1週間前に退院し、脇腹の痛みはなくなったが右指のしびれがずっと残ったまま。
「私はこのしびれは痛んだ脇腹と関係してるんだと思うんやけど、先生はわからへんっていうし…。かかりつけの先生は内科の先生やから何にもしてくれへんし・・・。」と検査してもしびれの原因がはっきりしないことや、医師が何も対処してくれないことに苛立ちをおぼえているようです。
そして10年前に足を悪くし、手術をすすめられたが拒否。
それから不自由となり、手術しなかったことを今では後悔していると言われます。
耳には補聴器をされ、大きな声がやっと聞こえるくらいです。
また目の方も視界がぼやけ、だんだん見え辛くなってきているようです。
別居の娘さんはいらっしゃいますが、1人暮らしのためこうしてデイサービスに通うようになられたそうです。

お声かけすると、機関銃のように話をされました。
きっと誰かに聞いて欲しいことがたくさんあられるのだと思います。
この方には本当にケアが必要だと感じました。
お話を聞かせていただきながら、両手のアロママッサージをさせていただきました。
しっかりと共感し思いを受けとめること、そして触覚でしっかりと温かさや人を感じてもらうことが今日の私の役割だと感じました。
皮膚に触れることは心にも触れること・・・たくさんのしんどく辛い気持ちが少しでも穏やかになりますように・・・。
また来月お声をかけてみようと思います。

アロマボランティア6月


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ここがあるから

2017.05.04(21:03) 24

ゴールデンウィーク真っ只中の今日、午前中は訪問看護の仕事でした。
お天気にも恵まれ、道路もすいており、仕事もスムーズに運びました。
午後からはアロマボランティアのため、高齢者施設へ向かいました。

職場から施設までは車で30分かかります。
到着時間もギリギリになることが予測され、午後からの活動をしっかり行うには、この車内でしっかりリラックスし気持ちを整えることを意識します。
慌てて食べた食事をきちんと消化吸収させること、気分も明るくリフレッシュさせ、リラックスさせてくれる・・・そんな効能を期待し、スイート・オレンジの精油の力を借りました。
内側にオレンジ精油を1滴垂らした紙マスクを着用し、ゆっくり呼吸を続けます。
魔法瓶に入れた温かいハーブティを時々飲み、好きな音楽を聴きながら、運転中にしっかり休息します。

車内より

ゴールデンウィーク中でも高齢者施設は普段の日と変わりありません。
いつもと違うお顔の方も来られていました。
家の人の都合で、通所曜日ではないけれど預けられた方もいらっしゃるのではないかと思われます。
今日も数人の方にハンドマッサージと、お話をさせていただきました。

8月に100歳になられる女性の利用者の方は、長男夫婦とお嫁さんの親とも一緒に住まれており、「家では私だけが他人。居場所がなく気を使う。ここ(施設)がいい。」と言われます。
そしてハンドマッサージを受けながら、「あたたかい」と言われ涙をぬぐわれました。

また歌がお好きで上手な長身の男性の利用者さん。
この方は認知症症状もなくいつもしっかりお話ができ、私自身も素直にお話させていただいています。
施設には週のほとんどの日来られており、カラオケや塗り絵も楽しそうに取り組まれ、周囲の人への気配りもされながら過ごされています。
先日家族8人で行かれた旅行の話をされ、「しんどかった」と言われます。
「ここに来ている方がいい」と本音を話されます。

この施設に通うことは、利用者さんにとってとても大切な場所なんだと実感しました。
自分の居場所であり、自分自身でいられる場所。
毎日の生活の中で、なくてはならない安心できる場所。
馴染みの顔があり、スタッフの方に見守りを受けながら心穏やかに自由に過ごせる場所。
この居場所があるから今を生きていける・・・といっても過言ではありません。
また本当は家にいたいけど中には介護されているご家族の負担軽減のため、頑張って施設に通われ過ごされている方もいらっしゃるかもしれません。

アットホームな良い雰囲気のこの場所で、アロマを通して私も同じ時間を共有させていただけることが本当に嬉しくありがたいです。
来月も皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

施設からの風景

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私も心温まる時間でした

2017.03.16(22:05) 20

今日は月一度のデイサービスでのアロマボランティアの日でした。

スタッフの方にも存在を覚えていただき、部屋に入るや否や「ぜひマッサージして欲しい人がいらっしゃるんです」と声をかけていただきました。
その方は時々ハンドマッサージを受けて下さる100歳近い女性の方でした。
車いすに座られており、両手に包帯がまかれていました。
片手にギプスをまかれており、骨折されたのだとすぐに理解ができました。
片手のギプスと包帯から出ているのは指先のみでありましたが、しびれや痛みがないことを確認し、そっと触らせてもらう了承を得ました。
反対の手は腕に包帯がまかれており、手首から指先はしっかり露出されていました。
いつ骨折されたのかと聞くと「おぼえてません。でもベッドから落ちたんです。」と言われました。
『痛くて怖かったですよね。さぞかしびっくりされたでしょう。』とねぎらいながら、固定や保護による不自由さから循環が悪くなり冷たくなった皮膚を愛護的に片手ずつ順番にマッサージをさせていただきました。
「あたたかい、あたたかい。まるでおとの様や。家では邪魔者やけど…。」と涙を流されながら、「ありがとう、ありがとう」と言われました。
早く骨折が治りますように・・・。
またアロマが必要だと思われる方を、施設スタッフの方から声をかけていただけるのは本当に嬉しいことです。

次の方は昔散髪屋をされていたという90代くらいの女性の方でした。
お若い時は会社の人達とバレーボールをされていて、チームを作られていたことを楽しそうにお話下さいました。
ハンドマッサージを終えた後、「あんたもマッサージやったろか」と言われ、私の肩や腕をもんでいただきました。
「肩こりの人はまずは外から流さなあかん」と教えて下さり、腕や指先までマッサージしていただきました。
職人技は健在です。
私まで癒していただきました。

そして煙草の香りがするいつも気になる利用者様は、今日は落ち着かない様子で室内をウロウロされていました。
『後でまたマッサージさせて下さいね』と声をかけると、ニコッと笑い頷かれました。
そしていつもの席で、いつものように冷たい手をマッサージさせていただきました。
今日のお顔の表情はとても穏やかでした。
毎回マッサージ後はオイルのついた手をタオルで執拗にふかれますが、マッサージを受けるのは嫌ではないみたいです。
毎回少しずつ心の距離感が縮まっていっているような気がします。

その他数人の利用者様とアロマを通して密な時間となりました。

今日のアロマボランティアでは、心が温まる出来事が多々あり、私も幸せな2時間を過ごすこととなりました。
アロママッサージを受けて頂いた皆様、そしてスタッフの皆様、今日もありがとうございました。

デイ館内

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高齢者施設での精油の選択と、あれこれ思うこと

2017.02.21(22:53) 18

午前中の訪問看護の仕事を終え、今日は午後から高齢者施設へのアロマボランティア活動の日でした。

施設へ向かう車の中で、私自身も精油のお世話になりながら気持ちを整えました。
看護師の仕事の時と、臨床アロマセラピストとして活動する時は、自分の中でやはり少し温度差があります。
今後看護の中でアロマ技術を使うとなると、この温度差をなくしていくことが自分の課題となります。

今日の利用者様は、よくお話をして下さる方が多かったです。
いつも私は覚醒系とリラックス系の2種類のブレンドオイルを持参して、その利用者様に適した方を使用します。
香りがわかる利用者様には好みの方の香りを選んでいただくのですが、80~90代の方が多く、ほとんどの方は嗅覚機能が衰えています。
そのため香りがわからないと言われる方が多いです。
ウトウトと眠たそうにされている方には、覚醒系の香りを使用し、しっかり言葉もかわすように心がけています。
また触れる手に力が入っておられる方や、頑なな表情をされている方、またお話をたくさんされる方にはリラックス系の香りを選んでいます。

香りがわからなくても、精油の芳香分子は鼻腔から脳や呼吸器へ、また皮膚から全身へと送られ作用してくれます。
しかし乾燥していた肌がホホバオイルで潤いすべすべになることや、冷たい手がタッチの作用で温かくなり動きやすくなることが、率直に一番喜ばれているような気がします。

ハンドマッサージの前や途中に「お金はいくらですか?」「明細につけといてくださいね」とよく言われることが多いです。
ボランティアで回らせていただいてるので、無料であることをその都度お伝えしています。
認知症症状のある方は、何度も何度もお金の心配をされることもあります。
これも時代なのかな・・・と複雑な心境です。
サービス一つ一つに対しお金のかかる時代となり、介護保険もサービスですものね。
そのおかげで高齢者の方の居場所が出来ているわけで・・・。
何かサービスを受けようとすると、お金の心配をしないといけない世の中。
背中に“安心して下さい!アロママッサージ無料です”と書いて貼っておきたい気持ちです。

来月もまた皆様の元気なお顔が見れますように・・・。

アロマポーチ

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高齢者施設にて~気になる利用者様

2017.01.17(18:43) 14

今日は月一度の高齢者施設でのアロマボランティアの日でした。

デイサービスルームには、今日も見慣れたお顔の方ばかりでした。
利用者の方は総勢20数名くらいでしたでしょうか。
インフルエンザが流行り出してきていますが、いつもに比べ減っていることもなかったことから、皆様元気なご様子で安心しました。

一番前のテーブルのいつも同じ席に座られている80才前後かなと思われる利用者様が、いつもとても気になります。
初めてお声かけしたときは、ハンドマッサージをお断りされました。
他の日に2回目にお声かけしたときは、静かに手をテーブルの上に出して受けて下さりました。
今日もどうしてもその方が気になり、お声をかけると「え!?なに?」と機嫌が悪そうな声が返ってきましたが、手を出しハンドマッサージを受けて下さいました。

今日も近寄ると煙草の匂いがし、両手が氷のように冷たいこと。
表情も堅く、手はがっしりされていますが肌はがさがさしており、昔は職人さんだったのでは・・・と雰囲気から想像しました。
氷のように冷えきった手と頑なな表情から、心のバリアを感じました。
本日の私の使命は、この方の冷たく冷え切った身体と心にぬくもりを伝えること。
しっかり手を密着させて、温かさが伝わるようにゆっくりと手のマッサージをしていきました。
すると青白かった顔面の皮膚色がほんのり赤くなってきました。
ハンドマッサージが終わり、「今日の深い緑色のセーター、すごくお似合いですね」と声をかけると、少し表情が和らがれた気がしました。
来月もまたお会いできれば、お声をかけてみようと思います。

少しでも心地の良い時間となりますように…。
高齢者施設にて

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高齢者施設にて
  1. 今日の出会い(06/08)
  2. ここがあるから (05/04)
  3. 私も心温まる時間でした(03/16)
  4. 高齢者施設での精油の選択と、あれこれ思うこと (02/21)
  5. 高齢者施設にて~気になる利用者様(01/17)
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