昨日は高齢者施設でのアロマの日でした。
この猛暑の体調の崩しやすい時期ではありますが、いつもの顔ぶれがあり、皆さんお元気そうな姿で安心しました。
小さな紙を爪楊枝を使って丸めている方、その丸めた紙をのり付けして作品を作られている方、TVで高校野球を見られている方、スタッフの方と一緒に体操をされている方・・・各々にそれぞれの時間を過ごされていました。
その中で今年82才になられるAさんは、アイロンがきっちりあたっているYシャツ、スラックス姿で、腕には腕時計もはめられ、いつものように定位置に座り塗り絵をされていました。

長身で背筋もしっかり伸び、ダンディなおじさまのイメージです。
“いつもピシッとされた素敵な格好でいらっしゃいますね”と話しかけると、「男たるもの、外に出るときはきちんとした格好をせなあかん」と返ってきました。
Aさんは昔は野球もソフトボールも相撲も経験あるスポーツマン。
カラオケも上手で、近隣のホールでよく歌われていたそうです。
年を重ねてからは社交ダンスもされ、指導者の経験もあられる方です。
だから姿勢もいいのかと納得。
3年前に奥様を亡くされ、現在は娘さんご夫婦と同居されています。
そして今までの塗り絵の作品を見せてくださいました。
その中であまりにも鮮やかで感動したので、許可のもと写真をとらせていただきました。

昨日塗ったというこの作品は完成まで1時間半かかられたそうです。
色々な色を使って、華やかにみせることに工夫したと言われます。
そしてハンドマッサージを受けながら、亡くなられたお嫁さんと結婚する前に、お付き合いされていた方のお話をされました。
「何であの娘と結婚せんかったんやろー。両親も周りはみんな結婚すると思ってたのに、言うこと聞いとけば良かった・・・。」と。
そんな昔を思い出しながら、この絵を塗られたのかもしれません。
「話し相手が欲しい。娘だけじゃーね。」と言われ、短い時間にたくさんお話をされました。
最近では高齢者施設でのレクリエーション活動として、よく塗り絵が行われています。
塗り絵には脳全体を活性化させ、脳を若返らせてくれる効果があります。
まず塗り絵の下絵を目の前にすると、人はどのような絵かを認識しようとします。
そこで働くのが脳の後ろの部分である後頭葉です。
そしてその下絵を認識しながら、過去に自分が見てきた形や色を参考にしようと記憶を思い出そうとします。
そこで働くのが脳の側面部分である側頭葉です。
次にその下地全体のバランスを考え、どこに何が描かれているかを把握し、その構図を覚えるのが頭頂葉です。
そしてこのように整理が出来たら、これらの情報が前頭葉に送られ、その情報をもとに前頭連合野を働かせ「ここに何色を塗ろうか?」「ここはどんな感じで塗ろうか?」など考え、その考えに従って前頭運動野を働かせて手を動かしていきます。
このように塗り絵は脳全体を柔軟に活性化することができ、脳の老化を喰い止める効果が期待できます。
また認知症のリハビリの一つに「回想法」というリハビリがあります。
昔の記憶を思い出すという行為の際に、脳の海馬や前頭葉を活発に刺激する事で、認知症の進行を喰い止めることができると考えられています。
回想法はそこで昔を思い出し、それを人に話すというコミュニケーションが加わるので更なる脳への効果が期待され、脳を安定させると言われています。
塗り絵をきっかけに、昔を思い出しながら、人に話すこと・・・それを助けるお手伝いを私自身とアロマを使ってさせていただきました。
また来月お会いしましょうね!
この猛暑の体調の崩しやすい時期ではありますが、いつもの顔ぶれがあり、皆さんお元気そうな姿で安心しました。
小さな紙を爪楊枝を使って丸めている方、その丸めた紙をのり付けして作品を作られている方、TVで高校野球を見られている方、スタッフの方と一緒に体操をされている方・・・各々にそれぞれの時間を過ごされていました。
その中で今年82才になられるAさんは、アイロンがきっちりあたっているYシャツ、スラックス姿で、腕には腕時計もはめられ、いつものように定位置に座り塗り絵をされていました。

長身で背筋もしっかり伸び、ダンディなおじさまのイメージです。
“いつもピシッとされた素敵な格好でいらっしゃいますね”と話しかけると、「男たるもの、外に出るときはきちんとした格好をせなあかん」と返ってきました。
Aさんは昔は野球もソフトボールも相撲も経験あるスポーツマン。
カラオケも上手で、近隣のホールでよく歌われていたそうです。
年を重ねてからは社交ダンスもされ、指導者の経験もあられる方です。
だから姿勢もいいのかと納得。
3年前に奥様を亡くされ、現在は娘さんご夫婦と同居されています。
そして今までの塗り絵の作品を見せてくださいました。
その中であまりにも鮮やかで感動したので、許可のもと写真をとらせていただきました。

昨日塗ったというこの作品は完成まで1時間半かかられたそうです。
色々な色を使って、華やかにみせることに工夫したと言われます。
そしてハンドマッサージを受けながら、亡くなられたお嫁さんと結婚する前に、お付き合いされていた方のお話をされました。
「何であの娘と結婚せんかったんやろー。両親も周りはみんな結婚すると思ってたのに、言うこと聞いとけば良かった・・・。」と。
そんな昔を思い出しながら、この絵を塗られたのかもしれません。
「話し相手が欲しい。娘だけじゃーね。」と言われ、短い時間にたくさんお話をされました。
最近では高齢者施設でのレクリエーション活動として、よく塗り絵が行われています。
塗り絵には脳全体を活性化させ、脳を若返らせてくれる効果があります。
まず塗り絵の下絵を目の前にすると、人はどのような絵かを認識しようとします。
そこで働くのが脳の後ろの部分である後頭葉です。
そしてその下絵を認識しながら、過去に自分が見てきた形や色を参考にしようと記憶を思い出そうとします。
そこで働くのが脳の側面部分である側頭葉です。
次にその下地全体のバランスを考え、どこに何が描かれているかを把握し、その構図を覚えるのが頭頂葉です。
そしてこのように整理が出来たら、これらの情報が前頭葉に送られ、その情報をもとに前頭連合野を働かせ「ここに何色を塗ろうか?」「ここはどんな感じで塗ろうか?」など考え、その考えに従って前頭運動野を働かせて手を動かしていきます。
このように塗り絵は脳全体を柔軟に活性化することができ、脳の老化を喰い止める効果が期待できます。
また認知症のリハビリの一つに「回想法」というリハビリがあります。
昔の記憶を思い出すという行為の際に、脳の海馬や前頭葉を活発に刺激する事で、認知症の進行を喰い止めることができると考えられています。
回想法はそこで昔を思い出し、それを人に話すというコミュニケーションが加わるので更なる脳への効果が期待され、脳を安定させると言われています。
塗り絵をきっかけに、昔を思い出しながら、人に話すこと・・・それを助けるお手伝いを私自身とアロマを使ってさせていただきました。
また来月お会いしましょうね!