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認知症研修を受講してきました。

2017.01.15(00:19) 13

研修を受けに大阪の天満橋まで行ってきました。
方向音痴の私にとって、大阪の電車の乗り継ぎは本当に苦手です。

今年は認知症について、もう少し自分の中で勉強しないといけない気がしています。
そんな中タイムリーで職場からお声がかかりました。
そして「認知症をめぐる動向と訪問看護」という内容での研修に参加することとなりました。

認知症の症状は、中核症状と、その周辺にある周辺症状を合わせた形で出現します。
中核症状とは、脳の障害が原因で起こるものであり、認知症の人に共通してみられる症状です。
中核症状の主なものには、もの忘れに代表される「記憶障害」や、物事の手順がわからなくなる「実行機能障害」、時間や場所、人の見当がつかなくなる「見当識障害」、物の名前が出てこない「失語」、物が何かわからない「失認」、以前出来ていたことが出来なくなる「失行」状態などがあります。

認知症研修1
周辺症状(BPSD)には精神症状や行動障害が含まれ、徘徊、妄想、攻撃的行動、幻覚、といった厄介で対処が難しい症状として扱われています。
周辺症状(BPSD)は、中核症状やその方のもともとの性格が背景にあり、それに加えて馴染みのない場所などの環境要因、不安感やストレス、疎外感などの心理的要因、身体症状などの身体的要因が引き金となって周辺症状が出現するといいます。
つまり、これらの要因に対応できれば、BPSD症状は出現しないと学びました。
研修内容は現代の在宅での認知症治療の最前線や看護、そして行政の取り組み状況を学んできました。

そして改めて自分の中で再確認したこと。
アロマセラピーマッサージによって、この心理的要因、身体的要因にアプローチをすることが出来ます。
また認知症は脳内ストレスにより脳に血行障害がおこり、海馬とつながっている嗅神経にダメージが起こります。
その結果働きが悪くなり、認知機能障害がおこり日常生活に支障が起こる状態です。
精油の吸入で嗅神経を刺激させその機能を再生させると共に、海馬も活性化させ認知症を改善させる効果があると言われています。
つまり精油の吸入、アロママッサージにより、認知症の方の症状緩和や改善につながることがわかります。
そして精油という道具を用いて、患者さんと深くかかわっていくことにより、その方らしく生きていけるケアになるよう今後もケアの精神を鍛えていきたいと思います。




Holistic隠れ家Care room 「Tsunagu」便り


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