FC2ブログ

タイトル画像

山形旅行記2

2017.07.29(23:54) 34

山形旅行2日目。
気持ち良く目覚め、早朝から温泉へ入りました。
貸し切り風呂が自慢のお宿ということで、朝からまた貸し切り風呂・・・とても贅沢な時間でした。

お天気も良く、松尾芭蕉の名句が生まれた山寺(宝珠山立石寺)に行きました。
山寺は、860年に清和天皇の勅願により慈覚大使が開山した天台宗の寺です。
古来より悪縁切り寺として信仰を集めています。

山寺2

1015段の石段を上った先には絶景が広がるそうです。
昨日は2446段の石段でしたが、今日はその半分かと思うと、どれくらいの力加減で歩けばいいか予定がたてやすくなります。

山寺松尾芭蕉

諸国行脚の旅に出た俳人・松尾芭蕉が弟子の曾良と山寺を訪れたのは元禄2(1689)年。
静寂の中に蝉の声だけが響きわたる山寺に感動し、

「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」

の名句を残しました。

山寺3
山寺4

ニイニイゼミの鳴く声を聞きながら、
岩場や杉並木、様々な自然を楽しみ、時々深呼吸も意識しながら・・・山頂までマイペースで歩くこと40分。
昨日より疲労度は全然ましでした。

午後からは蔵王へ。
奥羽山脈の南側にある蔵王連峰は、新緑、紅葉、雪景色と季節を問わず年中美しい景観が見られます。
ロープウェイに乗り、今度は山頂からスタート。

ドッコ沼2

水の神様が宿るドッコ沼。
とても神秘的です。
金剛杵の独鈷(両端のとがった金属製の仏具)と似ていることから、独鈷沼といわれるようになったと伝えられています。
周囲約350m、平均水深2m、沼底から湧き出る水は枯れることはありません。
山形市の水瓶ともいうべき源泉でもあり、沼畔にひっそりとたたずむ「水神様」はみずと竜神の伝説とあいまって、先人達の水に感謝する思いを想像することができます。

蔵王トレッキング

「熊が出たら怖い」とヤイヤイ言い、半べそかきながら引きかえそうとする次男。
熊が出ても声を出していたら寄って来ないだろうと、声をあげながら先頭をきって歩く長男。
そして時々後ろを振り向き、「大丈夫かー?」と家族を気遣う言動も・・・。
対照的な2人だと思い、小さい頃はあんなに怖がりだった長男のたくましい姿に、彼の背中を見ながら成長を感じるひとときとなりました。

不動滝2

不動滝は昔、源頼家の兵が、この滝の近くまで進軍した時、突然雷鳴とどろき、大暴風雨になったといいます。
その時義家は、守護仏の不動尊を鎧の下から取り出して滝の前で安置し、一心に祈願を続けたところ、たちまち暴風雨は収まりました。
それでここに不動尊を祀り、不動滝と名付けたといいます。

こうして山歩きも終わり、かみのやま温泉へ。
かみのやま温泉は別名「鶴脛の湯」と言われ、肥前出身の旅の僧侶月秀が、温泉で傷を癒やしている鶴を発見したことがはじまりとされています。
到着時のウエルカムフードから、一つ一つの言葉がけ、食事の世話~チェックアウトまで、旅館のおもてなしに感動!
食事や温泉も一日目の旅館と共に、とても良かったです。

そして最後の夜のお楽しみは・・・
アロマセラピー

アロママッサージ。
旅の疲れを癒し、また日頃頑張っている自分へのご褒美の時間。
日頃の自分のマッサージはどうなのかなと考えながら施術を受けようと思っていましたが、記憶がなくなり・・・。
80分のマッサージの中、65分は眠ってしまっていました。
アロママッサージが終わって、すぐに部屋に戻り熟睡。
次の日の朝、気持ち良く目覚めることが出来ました。
2日間の山歩きで疲れたのか、横で主人が「足が張って痛いしだるい」と言っている中、私は全く疲労感もなく、すがすがしい爽やかな朝を迎えることができました。
アロママッサージの効果だと確信しました。

こうして3日間の山形旅行は終わり、いつもの日常へと戻りました。
たくさんリフレッシュできたおかげで、気持ちのゆとりもでき、頭もクリアーになりサクサクと動けるのが嬉しいです。
まだ夏休みは始まったばかり。
これから1ヶ月間、いつも心にゆとりのあるお母さんでいたいものです。

おみやげ







Holistic隠れ家Care room 「Tsunagu」便り


日々のつれづれ トラックバック(-) | コメント(0) | [EDIT]
タイトル画像

山形旅行記1

2017.07.27(00:47) 33

夏休みが始まりました。
夏の思い出に、山形県へ旅行に行ってきました。
今回の旅の目的は、“とにかくゆっくりすること
美味しいものを食べ、温泉につかり、自然に囲まれた場所でぼーっとしたい・・・そんな思いで旅行が始まりました。

1日目。
飛行機を降り、レンタカーで山形の田舎道を走りました。
向かった先は最上川上流。
大自然の中を悠々と流れる最上川で、舟下りを楽しみました。
船上からの風景美を楽しみながら、名物の玉こんにゃくをほおばる時間は格別でした。

最上川下り

次に訪れた場所は出羽三山の中の一つ、羽黒山です。
五重塔や杉の巨木が並ぶ参道など、
荘厳な雰囲気に触れながら、神秘的な山のパワーを体感してきました。
五重の塔

全長約1.7km、2446段の長い石段を上がり、山頂まで約50分。
両側には樹齢350~500年の杉並木が続き、その数は400本以上で国の特別天然記念物に指定されています。
この石段2446段の登山をなめておりました。
かなりきつく、息切れが・・・。
正直周りの自然を楽しむ余裕があまりなかったです。

羽黒山1

羽黒山2

下山して旅館へ移動。
湯田川温泉のとある旅館にお世話になりました。
この地はかつて出羽三山参拝者の「精進落とし」の温泉場として栄えた歴史もあるそうです。
源泉かけ流しの三つの貸し切り風呂で、登山後の疲れを癒しました。

湯田川温泉

その後の食事が美味しいこと。
山形の地の恵みをたくさん受けた和洋融合した懐石料理をいただき、料理長の腕前に圧巻。
またすっかり山形県産のお米「つや姫」のファンになってしまいました。
そして何よりも感動したことは、複数の食物にアレルギーのある息子への料理にもしっかり対応していただけたこと。
次から次へと出てくる初めての懐石料理に、息子も興奮していました。
旅行先でも全てが安全で安心して食べることが出来る料理・・・本当にありがたかったです。

                           (山形旅行記2へつづく・・・)



Holistic隠れ家Care room 「Tsunagu」便り


日々のつれづれ トラックバック(-) | コメント(0) | [EDIT]
タイトル画像

緩和ケアボランティア募集にて

2017.07.05(23:25) 32

ふと今日の朝刊をみると、姫路聖マリア病院でのボランティア募集の記事がありました。
その中で『患者とその家族にアロマセラピー(有資格者)を行う』緩和ケアボランティアの募集がされていました。
思わず申し込みしたい衝動にかられました。
アロマセラピーを用いて患者さんと深くかかわることで、様々な症状で苦しんでいるターミナル期の患者さんの力になることがきっとできます。
そして限られた時間を精一杯生きようとする患者さんを側で支えているご家族も、ケアすることができます。
でも今の私には、地に足をつけて力を入れないといけない目の前の課題があります。
今は自分の近くで苦しんでいる人に、しっかりとかかわることに重きをおきたいと思います。
いつかまた巡り合えますように…。
マリアボランティア

Holistic隠れ家Care room 「Tsunagu」便り


日々のつれづれ トラックバック(-) | コメント(0) | [EDIT]
2017年07月
  1. 山形旅行記2(07/29)
  2. 山形旅行記1(07/27)
  3. 緩和ケアボランティア募集にて (07/05)