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セラピスト冥利に尽きる瞬間

2018.12.01(23:33) 85

気温も低くなり、そろそろ厚手のシャツが必要になってきました。

そんな中、難病の患者さんの訪問日でした。
「今日は足が痛くて調子が良くないの」と表情も芳しくありません。
とても眠たい時間なのか、最近は訪問すると眠気まなこのことが多いような気がしています。
お話を伺うと、夜中眠れずごそごそしていたり、日中うとうとされることも多いとのこと。
また手足の冷えや、血圧の変動等、寒さに体がついていかないようです。
朝なかなか体も動かず、着替えることも大変になられてきています。
でも「家族が良くしてくれるから、がんばらないと」と言われます。

今日の私の役割は、安全にお風呂に入ってもらうサポートをすること。
そしてアロマセラピーを用いて、保温、緊張緩和、自律神経バランスの調整、痛みやむくみの緩和への援助を行い、心地よい時間を提供すること、そして気持ちも緩めていくことが目標です。

お風呂の後、両下肢をアロマオイルでゆっくりマッサージしていきました。
使用した精油は、ラベンダーとローズマリー。
他の精油は匂いがわからないけど、唯一ローズマリーだけは香りがわかると言われます。
マッサージ中は、ご家族との思い出話に花を咲かせ、「マッサージしてもらっている間は痛みがないの」と笑顔で話されます。

マッサージが終わると、ベッドで少し休まれます。
体が温まり、緊張がほぐれ、精油の効果なのか表情もすっきりされています。
そして「ありがとう」とお礼を言われ、とびっきりいい表情をされます。
訪問した直後とは、まるで別人です。
私はこの表情を見るのがとても好きで、セラピスト冥利に尽きる瞬間です。

今晩は朝までゆっくり眠れますように・・・。

egao H


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天国へ・・・

2018.11.07(22:52) 84

先日、受け持ちをさせていただいていた患者さんが天国へ召されました。
コミュニケーション障害のある方でした。
そして1年数か月前まで、毎週お会いしていた方でした。
その後は施設や病院を転々とされていたそうです。
その方は身寄りがなく、後見人の方が色々お世話をされていました。

仕事中の突然の電話、後見人さんからの訃報でした。
「八木さんにはほんと良くしてもらったので、最期までよく覚えておられました。ありがとうございました。」と。
最期は痛みもなく、苦しむこともなく、天国に召されたとのことでした。

会館での御通夜。
どうしても最期にお会いしたくて、急いで向かいました。
後見人さんと私と住職さん、3人だけの御通夜でした。
患者さんは以前と変わらず、優しいお顔をされていました。
後見人さんと患者さん、そして訪問看護師である私。
以前問題が発生するたび、何度も3人で顔を突き合わせて話合いをしたものです。
限られた時間でしたが、後見人さんと共にたくさんの思い出話に花を咲かせました。

今日どうしても御通夜に行かないと・・・と思ったのは、最期にその患者さんにお会いしたかったこともありますが、後見人さんへのケアのためでもあります。
その後見人さんはとても心の通った方であり、6年間ずっと患者さんをしっかり支えてこられました。
一緒に旅行に行かれたこともあるようで、家族と同じくらいに愛情をもって接しておられました。
御通夜もたくさんの写真やお花をお供えし、本当に心のこもった葬儀でした。
後見人さんが自分自身で気持ちの整理ができるようしっかり話をお聞きすること、そして感情を共有することがケアにつながります。

私達が出会う患者さんやご家族とのお付き合いは、いろいろな意味でいつか必ず別れがあります。
その方々にとって今自分ができるベストなかかわりをすることを目標としていますが、反省だらけの日々です。
でもこうしてたくさんの患者さんに、成長できる場を与えていただき本当に感謝しています。
亡くなられた患者さんや後見人さんとの出会いも、たくさんのことを教えていただいた貴重な出会いでした。

いつの日か、また天国でお会いできる日を楽しみにしていますね。

天国へ


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主治医の先生からのメッセージ

2018.10.27(22:40) 82

2週間に1回、アロマケアをさせていただいている患者さんの看護訪問日でした。

疾患に伴い常時両下肢のしびれと慢性的な腰痛があり、苦痛と共存されている日々を送られています。
慢性的な苦痛症状があられる方には、しっかりケアしていくことが必要です。
少しでも苦痛が楽になる時間がないと、この先頑張っていくことができません。
そのアプローチを、アロマセラピーマッサージでさせていただいています。

そしてアロマケア開始から1年以上が経ちますが、患者さんの健康状態は良好です。
アロマセラピーには、免疫を上げ、体を守ってくれる働きもあります。
風邪一つひかず、しびれと腰痛以外は、心身共に良い状態を保たれています。

先日主治医の先生から、訪問看護の継続指示書が届きました。
思えば以前アロマケアの許可をいただくため、主治医の先生に直接会いに行き、この患者さんのアロマケアの目的と必要性についてお話させていただきました。
それから毎月の定期受診では患者さんからアロマセラピーの感想を聞き、私からの訪問看護報告書を目にする中で、少しずつアロマケアへの理解を示していただけているのかと思います。

嬉しい訪問看護指示書

主治医の先生からのメッセージ、とても嬉しく励みになります。
引き続き、しっかりケアさせていただきます!




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患者さんからのプレゼント~お香の香りのサシェ~

2018.10.05(23:01) 80

10月に入り、ますます秋らしくなってきました。

今年4月から制度が変わり、在宅でリハビリテーションを受けられている患者さんには、同事業所の看護師が3か月に1回は訪問し評価していきましょうという動きになっています。
そのため、100人以上在宅リハビリを受けられている患者さんを、看護スタッフで分けて訪問することとなり、ますます職場は忙しくなっています。

今日は在宅で理学療法士によるリハビリテーションを受けられている患者さんの、リハビリスタッフとの同行訪問でした。
限られた短い時間の中で、初めて出会う患者さんとご家族と信頼関係を結び、問題点を挙げアセスメントしないといけません。
事前の情報収集を行い前準備をしっかりすることで、訪問でのかかわりの質が変わってきます。
毎週顔を合わす定期訪問の患者さんとは違い、私自身も緊張し、気合いが入ります。

訪問先は2人暮らしのご夫婦。
疾患から足の循環が悪くなり、運動で循環を良くするために週1回リハビリスタッフが介入しています。
また数か月前に内蔵系の大きな手術をされたため、食事や内服状況も気がかりです。
患者さんは自主運動も日課にされ、毎日一生懸命生活されています。

訪問を終え、次回はお正月明けてから来させてもらうことを伝えると、「今日来てくれた記念に、どうぞ~」とお人形の形をした手作りのサシェをいただきました。
とても落ち着くいい香りがします。
「京都のいいお香やで。パンツと一緒にいれとき~。」と渡されました。

夕方家に持ち帰り、テーブルにおいておくと、家族が次々に「何かえー匂いがする」「これ、何の香り?どこから匂いがしよるん?」と反応しはじめました。
いただいた香りは家族にも好評だったと次回の訪問で、香りの話に花が咲きそうです。
今からとても楽しみです。

香り袋


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看護訪問でのアロマケアの一場面

2018.06.06(22:14) 68

6月に入り、梅雨入りとなりました。
朝晩の温度の変化や気圧の関係もあり、体調を崩されている患者さんがちょこちょこいらっしゃいます。

週一度訪問させていただいている難病の患者さんも急に体調を崩され、嘔吐と下痢に苦しんでおられました。
訪問時、バイタルサインのチェックや一般状態の観察をし、感染や脱水をおこしてないことを確認。
今日は入浴を中止し、足浴とアロママッサージのケアを実施させていただきました。

足浴

キッチンの塩をひとつまみ拝借し、精油を垂らし、足浴用のお湯にまぜ合わせました。
すると甘いオレンジの香りが漂いました。
ベッド端に座っていただき、足湯をしながら、昨日の外食から今日までのお話をゆっくり聞かせていただきました。
病院受診の帰り、あまりにもおいしくて食べ過ぎたフランス料理、そして夜中3時頃までお腹が痛くて一睡もできなかったこと、朝方に嘔吐と下痢をして病院受診したまでの出来事を話されました。

そして入浴介助がない分、今日のマッサージはいつもより時間をかけて、背中から腰、腹部、両足にさせていただくことができました。
精油は、消化器系に効果のあるオレンジとプチグレンを使用しました。
「あー・・・ほんとあなたの手はいつも暖かいわね。気持ちいいわー。」と目を閉じ、施術に身を委ねられました。
マッサージ後はOS-1で水分補給され、そして体も温まったせいか、再びウトウト眠られました。

そしてご家族にメモを残し、下痢時の食事療法のパンフレットをおいて帰ってきました。
今日の看護訪問でのアロマケアの流れでした。
来週は元気になられているといいな。

☆患者さんが抱きかかえられていたぬいぐるみの抱き枕がかわいくて、思わず写真を撮らせていただきました。
お店で目が合い、連れて帰ってこられたとのこと・・・笑。
きつね?犬?と意見が分かれているそうですが、「触った肌触りとても気持ちいいの」と言われていました。
私もこのかわいい抱き枕のように、側で寄り添い触れて触れられて癒せる存在であり続けたいと思いました。

抱き枕


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訪問看護
  1. セラピスト冥利に尽きる瞬間(12/01)
  2. 天国へ・・・(11/07)
  3. 主治医の先生からのメッセージ(10/27)
  4. 患者さんからのプレゼント~お香の香りのサシェ~(10/05)
  5. 看護訪問でのアロマケアの一場面(06/06)
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