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潮の香りが漂う町にて

2018.03.11(22:39) 61

少し肌寒いですが、お天気の良い1日でした。
梅の花がチラホラきれいな花を咲かせてくれています。

梅

今日は高齢者施設でのアロマケア活動の日でした。
いつもの曜日とは違い、今日は初めて土曜日に施設へお邪魔しました。
いつもの顔ぶれの方もいらっしゃいましたが、初めてお会いした方もいらっしゃいました。

今日は女性の方へのマッサージが多く、両手の関節が変形されている方、手の冷感やしびれが慢性的に常にあられる方がいらっしゃいました。
お話を伺うと、昔よく働き、重たい荷物を常に持ち、手を使う細かい作業をされていたといわれます。
早朝船に乗って海へ出ていき、海苔を収穫しては作業を行われていたそうです。
今では機械で作業していることも昔は全て手作業で行い、大変だったと話されました。
この施設に通われている方は、昔、漁港として栄えた“室津”出身の方が多く、今日お会いした方々もこの地にお嫁に来てから家族ぐるみで水産業をされていたそうです。

またご主人と大きなお店を営われていた女性の方、営業も接客もされ毎年数千件の予約をとられていたといわれます。
そして今では息子さん達がお店をしっかり引き継ぎ、頑張ってくれているとのことでした。

今日は潮の香りが漂うこの町で、働き者だった女性の方のご苦労されたお話を色々聞かせていただいた1日でした。
『一生懸命お仕事されていたのですね』とねぎらいながらのハンドマッサージ。
「最初ここに来た時、知ってる顔が多くてびっくりした」と言われる方もありました。

施設内では、楽しそうに話されているご様子や皆さんの笑顔を見ていると、年を重ねてからのこんなコミュニティもいいなーといつも思います。
「ここの場所もええとこやし、ここにいるスタッフさんもみんないい人やし、ほんまようしてもらってありがたい」との声もありました。
そんな空間でこうして活動させていただいている私自身も、本当に幸せな気持ちをいただいています。

いつか私も介護が必要になったとき、気心しれた方とこんな場所で過ごせたらいいなと思います。
その時はどなたか私に優しく触れながら、たくさん話を聴いてくださいね。


室津港
                                        (室津港)






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今年初☆アロマボランティア活動の日でした

2018.02.01(23:00) 57

今日は、2か月ぶりの高齢者施設でのアロマボランティア活動の日でした。
先月は多忙のためどうしても行くことができませんでした。
インフルエンザが流行っているため、マスクを着用しての活動でした。
今日のブレンドオイルは、いつものリラックス系とリフレッシュ系のオイルにティートリーを一滴まぜ合わせました。
ティートリーの精油は抗ウイルス作用があり、感染症予防に大きな力を発揮してくれます。
インフルエンザや風邪のウイルスから、利用者さん達を守ってくれますように・・・願いを込めて・・・。

ティートリー

今日1番最初マッサージを受けて下さった女性の利用者さん、
「前おみえになってから、最近全然来られないから、どうしたのかなーって思っていたのよ」と声をかけていただきました。
気にかけていただいて、すごく嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
そして先日転倒した話から始まり、とても利口な牛のお話を聞かせて下さいました。

いつも煙草の香りがしていた利用者さん、今日も煙草の香りがしません。
そして今日も落ち着かずウロウロされています。
お声かけすると、すっと両手を差し出して下さいました。
いつも氷のように冷たい手は、今日は少し温かいです。
席に落ち着いて座り、穏やかな表情でマッサージを受けて下さいました。

今日も皆さんお元気そうな様子が見れて、良かったです。
今年6月にはこちらの施設内で、地域の方にアロマをお伝えする機会をいただいています。
構想を練りつつ、少しずつ準備を進めていきたいと思います。

セミナー計画書









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あたりまえ

2017.11.20(23:08) 47

先日、高齢者施設で生活されている患者さんの看護訪問をしてきました。
「頑張って動かなあかん」という気持ちがあっても、なかなか気持ちが上がってこないといわれます。
そして訪問の後半は押し車をおして、一緒に館内を歩きました。
そこで食堂の壁に掲げられていた言葉を見つけ、立ち止まり見入ってしまいました。

あたりまえ
こんなすばらしいことを
みんなはなぜよろこばないんだろう
あたりまえであることを
お父さんがいる
お母さんがいる
手が二本あって 足が二本ある
行きたいところへ自分で
歩いて行ける
手をのばせば
何でもとれる
音が聞こえて声がでる
目が見える
こんなしあわせが
あるでしょうか
しかしだれもそれを
よろこばない あたりまえだと
笑ってすます
食事が食べられる
夜になるとちゃんと眠れ
そしてまた朝がくる
空気を胸いっぱいにすえる
笑える 泣ける
叫ぶこともできる
走りまわれる
みんなあたりまえの
ことをこんなすばらしい
ことをけっしてよろこばない
そのありがたさを
知っているのはそれを
失くした人たちだけだ
なぜでしょう
あたりまえ

あたりまえ

この言葉は、ある方が死の21日前に書かれたそうです。
あたりまえのありがたさに、感謝しながら生きていきたいものです。
またそんなあたりまえの毎日が続いていくようしっかり支えていくのも、私達の大きな役割です。

しあわせはいつもじぶんのこころがきめる

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今日はとても嬉しい日

2017.10.05(20:41) 40

今日は高齢者施設でのアロマボランティアの日でした。
いつものお顔の利用者さんが今日もいつもの席に座られ、それぞれの時間を過ごされていました。

いつも煙草の香りのする利用者さん(2017/01/17記事:高齢者施設にて気になる利用者様)もいつものお席にいらっしゃり、ふと席を立っては室内をウロウロされていました。
席に座られたタイミングでお声をかけると、すっと腕を机の上に出して自ら腕時計を外してくださいました。
この場所でハンドマッサージを受けられるのは今日で5回目くらいだと思います。
相変わらず手先は氷のように冷たいですが、なぜか今日は煙草の香りはしません。
もしかしてやめれられたのかしら・・・とふと思いました。
私のマッサージを受けている間、施術されている手をじっと見つめ、すごく穏やかで優しい表情をされていました。
マッサージを終えると、「ありがとう」としっかりした声で、お礼を言われました。
そしていつもならオイルのついた手をタオルで執拗に拭かれるのですが、今日は全くそのような行動はされません。
”今日はタオルで手をふかなくて大丈夫ですか?”と尋ねると、そっとうなずかれました。
今日はかかわり触れられることを最初から最後まで受け入れて下さったご様子でした。
月に1回の訪問ではありますが、少しずつ少しずつ1年以上かけて、心の距離感が縮まってきたのがわかります。
今日はとても嬉しい日でした。

シスナブ御津作品

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塗り絵

2017.08.18(00:19) 36

昨日は高齢者施設でのアロマの日でした。
この猛暑の体調の崩しやすい時期ではありますが、いつもの顔ぶれがあり、皆さんお元気そうな姿で安心しました。
小さな紙を爪楊枝を使って丸めている方、その丸めた紙をのり付けして作品を作られている方、TVで高校野球を見られている方、スタッフの方と一緒に体操をされている方・・・各々にそれぞれの時間を過ごされていました。

その中で今年82才になられるAさんは、アイロンがきっちりあたっているYシャツ、スラックス姿で、腕には腕時計もはめられ、いつものように定位置に座り塗り絵をされていました。

塗り絵2

長身で背筋もしっかり伸び、ダンディなおじさまのイメージです。
“いつもピシッとされた素敵な格好でいらっしゃいますね”と話しかけると、「男たるもの、外に出るときはきちんとした格好をせなあかん」と返ってきました。
Aさんは昔は野球もソフトボールも相撲も経験あるスポーツマン。
カラオケも上手で、近隣のホールでよく歌われていたそうです。
年を重ねてからは社交ダンスもされ、指導者の経験もあられる方です。
だから姿勢もいいのかと納得。
3年前に奥様を亡くされ、現在は娘さんご夫婦と同居されています。
そして今までの塗り絵の作品を見せてくださいました。
その中であまりにも鮮やかで感動したので、許可のもと写真をとらせていただきました。

塗り絵1

昨日塗ったというこの作品は完成まで1時間半かかられたそうです。
色々な色を使って、華やかにみせることに工夫したと言われます。
そしてハンドマッサージを受けながら、亡くなられたお嫁さんと結婚する前に、お付き合いされていた方のお話をされました。
「何であの娘と結婚せんかったんやろー。両親も周りはみんな結婚すると思ってたのに、言うこと聞いとけば良かった・・・。」と。
そんな昔を思い出しながら、この絵を塗られたのかもしれません。
「話し相手が欲しい。娘だけじゃーね。」と言われ、短い時間にたくさんお話をされました。

最近では高齢者施設でのレクリエーション活動として、よく塗り絵が行われています。
塗り絵には脳全体を活性化させ、脳を若返らせてくれる効果があります。
まず塗り絵の下絵を目の前にすると、人はどのような絵かを認識しようとします。
そこで働くのが脳の後ろの部分である後頭葉です。
そしてその下絵を認識しながら、過去に自分が見てきた形や色を参考にしようと記憶を思い出そうとします。
そこで働くのが脳の側面部分である側頭葉です。
次にその下地全体のバランスを考え、どこに何が描かれているかを把握し、その構図を覚えるのが頭頂葉です。
そしてこのように整理が出来たら、これらの情報が前頭葉に送られ、その情報をもとに前頭連合野を働かせ「ここに何色を塗ろうか?」「ここはどんな感じで塗ろうか?」など考え、その考えに従って前頭運動野を働かせて手を動かしていきます。
このように塗り絵は脳全体を柔軟に活性化することができ、脳の老化を喰い止める効果が期待できます。

また認知症のリハビリの一つに「回想法」というリハビリがあります。
昔の記憶を思い出すという行為の際に、脳の海馬や前頭葉を活発に刺激する事で、認知症の進行を喰い止めることができると考えられています。
回想法はそこで昔を思い出し、それを人に話すというコミュニケーションが加わるので更なる脳への効果が期待され、脳を安定させると言われています。

塗り絵をきっかけに、昔を思い出しながら、人に話すこと・・・それを助けるお手伝いを私自身とアロマを使ってさせていただきました。
また来月お会いしましょうね!

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  1. 潮の香りが漂う町にて(03/11)
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