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今日はとても嬉しい日

2017.10.05(20:41) 40

今日は高齢者施設でのアロマボランティアの日でした。
いつものお顔の利用者さんが今日もいつもの席に座られ、それぞれの時間を過ごされていました。
いつも煙草の香りのする利用者さん(2017/01/17記事:高齢者施設にて気になる利用者様)もいつものお席にいらっしゃり、ふと席を立っては室内をウロウロされていました。
席に座られたタイミングでお声をかけると、すっと腕を机の上に出して自ら腕時計を外してくださいました。
この場所でハンドマッサージを受けられるのは今日で5回目くらいだと思います。
相変わらず手先は氷のように冷たいですが、なぜか今日は煙草の香りはしません。
もしかしてやめれられたのかしら・・・とふと思いました。
私のマッサージを受けている間、施術されている手をじっと見つめ、すごく穏やかで優しい表情をされていました。
マッサージを終えると、「ありがとう」としっかりした声で、お礼を言われました。
そしていつもならオイルのついた手をタオルで執拗に拭かれるのですが、今日は全くそのような行動はされません。
”今日はタオルで手をふかなくて大丈夫ですか?”と尋ねると、そっとうなずかれました。
今日はかかわり触れられることを最初から最後まで受け入れて下さったご様子でした。
月に1回の訪問ではありますが、少しずつ少しずつ1年以上かけて、心の距離感が縮まってきたのがわかります。
今日はとても嬉しい日でした。
シスナブ御津作品

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塗り絵

2017.08.18(00:19) 36

昨日は高齢者施設でのアロマの日でした。
この猛暑の体調の崩しやすい時期ではありますが、いつもの顔ぶれがあり、皆さんお元気そうな姿で安心しました。
小さな紙を爪楊枝を使って丸めている方、その丸めた紙をのり付けして作品を作られている方、TVで高校野球を見られている方、スタッフの方と一緒に体操をされている方・・・各々にそれぞれの時間を過ごされていました。

その中で今年82才になられるAさんは、アイロンがきっちりあたっているYシャツ、スラックス姿で、腕には腕時計もはめられ、いつものように定位置に座り塗り絵をされていました。

塗り絵2

長身で背筋もしっかり伸び、ダンディなおじさまのイメージです。
“いつもピシッとされた素敵な格好でいらっしゃいますね”と話しかけると、「男たるもの、外に出るときはきちんとした格好をせなあかん」と返ってきました。
Aさんは昔は野球もソフトボールも相撲も経験あるスポーツマン。
カラオケも上手で、近隣のホールでよく歌われていたそうです。
年を重ねてからは社交ダンスもされ、指導者の経験もあられる方です。
だから姿勢もいいのかと納得。
3年前に奥様を亡くされ、現在は娘さんご夫婦と同居されています。
そして今までの塗り絵の作品を見せてくださいました。
その中であまりにも鮮やかで感動したので、許可のもと写真をとらせていただきました。

塗り絵1

昨日塗ったというこの作品は完成まで1時間半かかられたそうです。
色々な色を使って、華やかにみせることに工夫したと言われます。
そしてハンドマッサージを受けながら、亡くなられたお嫁さんと結婚する前に、お付き合いされていた方のお話をされました。
「何であの娘と結婚せんかったんやろー。両親も周りはみんな結婚すると思ってたのに、言うこと聞いとけば良かった・・・。」と。
そんな昔を思い出しながら、この絵を塗られたのかもしれません。
「話し相手が欲しい。娘だけじゃーね。」と言われ、短い時間にたくさんお話をされました。

最近では高齢者施設でのレクリエーション活動として、よく塗り絵が行われています。
塗り絵には脳全体を活性化させ、脳を若返らせてくれる効果があります。
まず塗り絵の下絵を目の前にすると、人はどのような絵かを認識しようとします。
そこで働くのが脳の後ろの部分である後頭葉です。
そしてその下絵を認識しながら、過去に自分が見てきた形や色を参考にしようと記憶を思い出そうとします。
そこで働くのが脳の側面部分である側頭葉です。
次にその下地全体のバランスを考え、どこに何が描かれているかを把握し、その構図を覚えるのが頭頂葉です。
そしてこのように整理が出来たら、これらの情報が前頭葉に送られ、その情報をもとに前頭連合野を働かせ「ここに何色を塗ろうか?」「ここはどんな感じで塗ろうか?」など考え、その考えに従って前頭運動野を働かせて手を動かしていきます。
このように塗り絵は脳全体を柔軟に活性化することができ、脳の老化を喰い止める効果が期待できます。

また認知症のリハビリの一つに「回想法」というリハビリがあります。
昔の記憶を思い出すという行為の際に、脳の海馬や前頭葉を活発に刺激する事で、認知症の進行を喰い止めることができると考えられています。
回想法はそこで昔を思い出し、それを人に話すというコミュニケーションが加わるので更なる脳への効果が期待され、脳を安定させると言われています。

塗り絵をきっかけに、昔を思い出しながら、人に話すこと・・・それを助けるお手伝いを私自身とアロマを使ってさせていただきました。
また来月お会いしましょうね!

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今日の出会い

2017.06.08(23:35) 27

暑い日もあれば、気温が低い日もあり、なかなか環境も安定しません。
近畿地方も梅雨入りし、これからしばらく鬱陶しいお天気となりそうです。

今日の高齢者施設でのボランティアでは、初めてお目にかかる方もちらほらいらっしゃいました。
その中でも「右手の指のしびれが辛い」と言われる80代後半の女性の利用者さんとの出会いがありました。
4月下旬に畑仕事中に右わき腹が痛くなり、精査目的で1ヶ月間入院も痛みの原因がわからなかったといいます。
そして1週間前に退院し、脇腹の痛みはなくなったが右指のしびれがずっと残ったまま。
「私はこのしびれは痛んだ脇腹と関係してるんだと思うんやけど、先生はわからへんっていうし…。かかりつけの先生は内科の先生やから何にもしてくれへんし・・・。」と検査してもしびれの原因がはっきりしないことや、医師が何も対処してくれないことに苛立ちをおぼえているようです。
そして10年前に足を悪くし、手術をすすめられたが拒否。
それから不自由となり、手術しなかったことを今では後悔していると言われます。
耳には補聴器をされ、大きな声がやっと聞こえるくらいです。
また目の方も視界がぼやけ、だんだん見え辛くなってきているようです。
別居の娘さんはいらっしゃいますが、1人暮らしのためこうしてデイサービスに通うようになられたそうです。

お声かけすると、機関銃のように話をされました。
きっと誰かに聞いて欲しいことがたくさんあられるのだと思います。
この方には本当にケアが必要だと感じました。
お話を聞かせていただきながら、両手のアロママッサージをさせていただきました。
しっかりと共感し思いを受けとめること、そして触覚でしっかりと温かさや人を感じてもらうことが今日の私の役割だと感じました。
皮膚に触れることは心にも触れること・・・たくさんのしんどく辛い気持ちが少しでも穏やかになりますように・・・。
また来月お声をかけてみようと思います。

アロマボランティア6月


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ここがあるから

2017.05.04(21:03) 24

ゴールデンウィーク真っ只中の今日、午前中は訪問看護の仕事でした。
お天気にも恵まれ、道路もすいており、仕事もスムーズに運びました。
午後からはアロマボランティアのため、高齢者施設へ向かいました。

職場から施設までは車で30分かかります。
到着時間もギリギリになることが予測され、午後からの活動をしっかり行うには、この車内でしっかりリラックスし気持ちを整えることを意識します。
慌てて食べた食事をきちんと消化吸収させること、気分も明るくリフレッシュさせ、リラックスさせてくれる・・・そんな効能を期待し、スイート・オレンジの精油の力を借りました。
内側にオレンジ精油を1滴垂らした紙マスクを着用し、ゆっくり呼吸を続けます。
魔法瓶に入れた温かいハーブティを時々飲み、好きな音楽を聴きながら、運転中にしっかり休息します。

車内より

ゴールデンウィーク中でも高齢者施設は普段の日と変わりありません。
いつもと違うお顔の方も来られていました。
家の人の都合で、通所曜日ではないけれど預けられた方もいらっしゃるのではないかと思われます。
今日も数人の方にハンドマッサージと、お話をさせていただきました。

8月に100歳になられる女性の利用者の方は、長男夫婦とお嫁さんの親とも一緒に住まれており、「家では私だけが他人。居場所がなく気を使う。ここ(施設)がいい。」と言われます。
そしてハンドマッサージを受けながら、「あたたかい」と言われ涙をぬぐわれました。

また歌がお好きで上手な長身の男性の利用者さん。
この方は認知症症状もなくいつもしっかりお話ができ、私自身も素直にお話させていただいています。
施設には週のほとんどの日来られており、カラオケや塗り絵も楽しそうに取り組まれ、周囲の人への気配りもされながら過ごされています。
先日家族8人で行かれた旅行の話をされ、「しんどかった」と言われます。
「ここに来ている方がいい」と本音を話されます。

この施設に通うことは、利用者さんにとってとても大切な場所なんだと実感しました。
自分の居場所であり、自分自身でいられる場所。
毎日の生活の中で、なくてはならない安心できる場所。
馴染みの顔があり、スタッフの方に見守りを受けながら心穏やかに自由に過ごせる場所。
この居場所があるから今を生きていける・・・といっても過言ではありません。
また本当は家にいたいけど中には介護されているご家族の負担軽減のため、頑張って施設に通われ過ごされている方もいらっしゃるかもしれません。

アットホームな良い雰囲気のこの場所で、アロマを通して私も同じ時間を共有させていただけることが本当に嬉しくありがたいです。
来月も皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

施設からの風景

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私も心温まる時間でした

2017.03.16(22:05) 20

今日は月一度のデイサービスでのアロマボランティアの日でした。
スタッフの方にも存在を覚えていただき、部屋に入るや否や「ぜひマッサージして欲しい人がいらっしゃるんです」と声をかけていただきました。
その方は時々ハンドマッサージを受けて下さる100歳近い女性の方でした。
車いすに座られており、両手に包帯がまかれていました。
片手にギプスをまかれており、骨折されたのだとすぐに理解ができました。
片手のギプスと包帯から出ているのは指先のみでありましたが、しびれや痛みがないことを確認し、そっと触らせてもらう了承を得ました。
反対の手は腕に包帯がまかれており、手首から指先はしっかり露出されていました。
いつ骨折されたのかと聞くと「おぼえてません。でもベッドから落ちたんです。」と言われました。
『痛くて怖かったですよね。さぞかしびっくりされたでしょう。』とねぎらいながら、固定や保護による不自由さから循環が悪くなり冷たくなった皮膚を愛護的に片手ずつ順番にマッサージをさせていただきました。
「あたたかい、あたたかい。まるでおとの様や。家では邪魔者やけど…。」と涙を流されながら、「ありがとう、ありがとう」と言われました。
早く骨折が治りますように・・・。
またアロマが必要だと思われる方を、施設スタッフの方から声をかけていただけるのは本当に嬉しいことです。
次の方は昔散髪屋をされていたという90代くらいの女性の方でした。
お若い時は会社の人達とバレーボールをされていて、チームを作られていたことを楽しそうにお話下さいました。
ハンドマッサージを終えた後、「あんたもマッサージやったろか」と言われ、私の肩や腕をもんでいただきました。
「肩こりの人はまずは外から流さなあかん」と教えて下さり、腕や指先までマッサージしていただきました。
職人技は健在です。
私まで癒していただきました。
そして煙草の香りがするいつも気になる利用者様は、今日は落ち着かない様子で室内をウロウロされていました。
『後でまたマッサージさせて下さいね』と声をかけると、ニコッと笑い頷かれました。
そしていつもの席で、いつものように冷たい手をマッサージさせていただきました。
今日のお顔の表情はとても穏やかでした。
毎回マッサージ後はオイルのついた手をタオルで執拗にふかれますが、マッサージを受けるのは嫌ではないみたいです。
毎回少しずつ心の距離感が縮まっていっているような気がします。
その他数人の利用者様とアロマを通して密な時間となりました。
今日のアロマボランティアでは、心が温まる出来事が多々あり、私も幸せな2時間を過ごすこととなりました。
アロママッサージを受けて頂いた皆様、そしてスタッフの皆様、今日もありがとうございました。
デイ館内

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高齢者施設にて
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  2. 塗り絵 (08/18)
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